これからはスラヴ圏がアツイ 要チェックブランド3選
どうもこんにちはリョウマツモトです。
いきなりですが「スラヴ圏」ってみなさんご存知ですか?聞いたことはある?
まあ簡単にいうとロシア近辺のあの地域のことをまとめてそう呼ぶんです。(適当)
「アジア」みたいなもんです。
今、この地域が激アツなんです!そしてこれからさらにアツくなる予感!
世界で一番寒い地域なのに。
(地球温暖化とかじゃないですよ。)
あ、ちなみにファッションの話です。
まあ本題に入る前に僕の身の上話をするとですね、僕は大学でロシア語を専攻していたんですよ、実は。
もうすでに「なんでロシア語?」という、ロシア語学科だったら5万回ほど聞かれる質問がみなさんの頭の中に浮かんでいるのでしょうが、無視します。
そんなわけでロシア語やその文化も含めて、ある程度はスラヴの勉強はしてきたつもりです。つもり、ね。
そんな学生時代にたくさんのレポートが課されるわけですね。課題というやつです。
当時から服が好きだった僕は、ロシアのファッションをテーマにレポートを書こうと思って、「ロシア ファッション」なんてワードでググったんですよ。
ところが全然引っかからないんですよ。伝統衣装とか出てきちゃう。
2013年頃のことですかね。だからロシア人て服に興味ないんかな?とか思って、結局そのテーマでレポートを書くことはなかったんですよ。
ところが月日は流れて2016年(去年ですね)インスタやらなんやらで、学生時代に散々にらめっこしてきたキリル文字がプリントされた服を目にすることが多々ありまして、
そこから掘ったら出てきたのがこのブランド
1.GOSHA RUBCHINSKY(ゴーシャ・ラブチンスキー)
知ってる方も結構いるかもね。服好きだったら一度は耳にしたことあるはず。
まずはこのブランドの紹介から始めさせてください。このブランドは避けて通れないっしょ。
デザイナーはゴーシャ本人。余談だけど、ロシア語の正しい発音は”ラ”ブチンスキーではなく、”る”ブチンスキーです。しかもこの”る”は巻き舌で発音します。
巻き舌っぽいひらがなで表記してみました。みなさんは普通に”ラ”と発音しましょう。変なやつだと思われちゃうので。
彼はもともと写真家で、シュプリームのルック画像とか撮ってたんですよ。そこからファッションにも活動の場を広げた感じですね。だからスケートのカルチャーも強い。
彼は今やロシアの文化的ヒーローですよ。今までベールに包まれていたロシアの文化を世界中に示したのが彼ですからね。飛ぶ鳥を落とす勢いです。まさに時代の寵児。
じゃあどんな服を作っているのかというと、ダサい服を作っているんですよ。これが本当にダサい。いやーダサい。でもダサくてかっこいい。そこがゴーシャの魅力です。
というかロシアの若者がリアルに着ているような服を世界に向けて発信している感じですね。そこに色々なものをミックスしている感じ。
↓リンクから17fwのコレクションを見てみてください。
ね?ダサいっしょ?でもこのダサさこそがゴーシャがヒットした理由だと思っているんですよ。時代の空気感とマッチしたというか。
僕もそうですけど、なんか綺麗なもの・美しいもの・かっこいいものに飽きてきたなあ〜、なんかねえかな〜という気分にハマったのがゴーシャでした。
ダサい!!でもそれがいい!そんな感じです。あえてダサいものを。あえてです。
まあロシア語やってたのもあるけどね。実は数着持ってます。
このブランドはアツイですね〜。もうすでに火がついてますが。
しかもですね、2018年(来年)にビッグイベントがありますね。あれです、あれ。
ロシアW杯です!これが一つのきっかけになって一気にロシアの流れが世界中に波及しそうです。それもあってアディダスとコラボしてサッカーウェアを作ったりしているんですね。なかなか戦略的です。賢い。
まあそれもそのはず、ゴーシャには生産とPRなどにギャルソンが一枚噛んでいるんです。ギャルソンさんは目の付け所が違いますね。先見の明ありまくり。
とまあ掘れば掘るほどまだまだネタはありますが、ゴーシャに関しては今回はこの辺にしときます。まだあと二つ紹介しなければならないからね。
2.YULIA YEFIMTCHUK
続いてがこちら!ユリア、、、、、、なんて読むんだ?と言う感じですが
「 イェフィムチャク」です。超発音しづらいですね。練習が必要です。まあ以下「ユリア」と呼びます。笑
このブランドは超新鋭ブランドなので、もし現時点で知っている方がいたら大したもんです。服オタクですね。服バカです。それか変態。
こちらはウクライナのブランドです。2014年スタートなんでまだ設立から3年ほどしか経っていません。
ってそもそもウクライナという国自体に馴染みがないですよね。まあ美人が多い国です。今はちょっと政治的にロシアと揉めたりしていて、ちょっと治安が悪いかも。
18ssのコレクションは下のリンクからみてみてください。
一応ユニセックスブランドなんですけど、ほとんど女性服な感じですね。モードっぽい。このブランドはゴーシャとは少し違って、ウクライナの若者・ウクライナのストリートを提示するというよりも、ウクライナの文化・価値観などのメッセージを服で表現するといった感じかな。難しいけど。
こちらもキリル文字のプリント多いのですが、なんせメッセージ性が強い。結構政治色強めのプリントもあります。「プロパガンダ」とか。
18ssは「労働者」にスポットを当てたコレクションになっているようですね。
僕が着るかといわれたら着ないと思いますが、直感的になんかこのブランドも火がつきそうです。僕のアンテナがそう言ってます。(変な意味じゃない)
今後に期待!といったところですね。
3.walk of shame
最後はこちら。「ウォーク オブ シェイム」です。これはロシアのウィメンズブランドです。上の二つに比べてスラヴ感が一番少ないかな。どちらかというとヨーロッパ寄り。だから結構間口は広いかもね。ユリアなんかに比べると。
こちらは2011年スタートなんでまあまあ長いですけど、それでも新鋭ブランドですよ。
このブランドも知ってる人いたら相当なファッションフリークですね。いいアンテナ持ってると思います。(変な意味じゃない)
↓リンクから17springのコレクションみてみてください。
「あれ、普通にかわいいじゃん」と思ったあなた。そうなんですよ。比較的クセがない。 着れる。
ここで余談ですが、「ウォーク オブ シェイム」ってどんな意味か知ってますか?直訳すると、「恥ずかしい歩み」。ど直訳ですけど。
これは実は英語のスラングで、ある状況を意味しているんです。
それが「昨夜と同じ服装で帰路につくこと」なんです。、、、ん?どいういうこと?
もっと想像力を働かして!アンテナ立ててください!(少し変な意味)
つまりですね、「誰かと一夜を過ごした後同じ服で帰路につく」という意味です。なかなかウィットに富んだブランド名ですね。ウォーク オブ シェイムを着て、ウォーク オブ シェイムしろ。という意味なんですかね。素敵。
まあこんな感じでだらだらと3つほど紹介させてもらいましたが、どうですか?面白いでしょう。スラヴ圏ってヨーロッパでもなく、アジアでもなく、その両方がミックスされたような、面白い文化を持っているんですよ。
今後もっと盛り上がってくるといいですね。こうやって面白いブランドが出てくるということは経済的に余裕が出てきた現れでもあると思うんです。だって食いつなぐのに必死だったら、かっこいい洋服なんて二の次ですからね。かっこいい服が出てくる=経済的に余裕が出てきた という図式は的外れなものではないと思ってます。つまり経済的に発展している国からは新鋭ブランドが出てくる可能性が高い。
そして他の国からも今後こういう新鋭ブランドが出てくれば、ファッション界の勢力図も変わってくるんじゃないかな〜。
今はパリ・東京・ニューヨークって感じだけど、ここにモスクワが加わったり、ニューデリーが加わったり、北京が入ったり、、、、、、引き続きアンテナは張り続けます。
また面白そうなブランドがあったらこうやって紹介させていただこうと思います。
このブログを読んでいればファッションリーダーになれますよ。マジで。
それではまた。